令和5年度 多摩地域 水質調査結果

東京都水道局のWebサイトに令和5年度の調査結果が掲載されていました。令和4年度からの変化を確認します。

家庭の蛇口から出てくる水に含まれるPFOS/PFOA, PFHxS 令和5年度測定結果

検出限界を超えた測定結果があるのは、立川市・府中市・町田市・小平市・日野市・国分寺市・西東京市・瑞穂町でした。昨年と比べて顕著な悪化はなく、緩やかな低減傾向にあるといえそうです。

次に従来より高い値が検出されていた監視施設の状況です。

府中市 76 若松給水所

原水や浄水の測定値に改善傾向は無さそうです。給水栓では低減されています。

小平市 90 小川給水所

昨年は工事のため測定されていませんでしたが、原水では52~76 ng/L程度が検出され、浄化処理することで検出限界レベルまで低減している状況でした。

福生市 101 福生武蔵野台給水所

監視強化施設から外れたようです。

西東京市 119 保谷町給水所

こちらは原水でもそろそろ検出限界に到達しそうな雰囲気で、毎年の低減傾向が継続しています。

まとめ

昨年と同様に、給水栓から出てくる水道水に大きなリスクはなさそうです。原水レベルでの悪化も無いので、新たな汚染源が発生していることもなさそうです。とはいえ、横田基地の消火剤についてはそろそろ情報公開してほしいものです。